卓球を英語で言うと「table tennis」です。

卓球を英語で言うとtable tennisですが、最近は卓球選手の活躍が目立ってきているので、結構ハードなスポーツだと認識されてきた事と思います。 以前は卓球は温泉旅館や子供の遊び場にあるようなイメージしかありませんでした。
要は今の様な卓球ではなく、ピンポンなのです。 老若男女を問わず、気軽に誰にでもできる軽くてゆるい遊びというとらえ方でした。 ところが、自分の子供が中学に入り部活で卓球を始めてから、そのイメージが全然違うものだった事に気づかされました。

子供が上手くなりたいからと近くの卓球場に行った時の話です。 とりあえずボールを返して練習台になってあげるかぐらいの気持ちでいました。 そのお気軽な気持ちは驚きに変わる事になりました。 まずサーブの種類の多い事にびっくりしました。 回転をかけてみたり、どこから飛んでくるのか手元が分からず、予測していないところからいきなりサーブされたボールが飛び出してくる事もありました。

隣の台では高校生ぐらいの二人がすごい勢いでラリーを続けています。 卓球台から何十センチも離れて、打ち合いをしています。 そのすごさに圧倒されながら、こちらは子供のサーブすら返せません。 やがて子供も諦め、とりあえずサーブを出してくれと言います。 何とかピンポンのサーブを出しますが、バンバン打ち返されるボールをもちろん返す事など出来ません。

サーブを出しては打ち返されて、玉拾いをするの繰り返しです。 子供からしてみれば、全く練習相手にならなかったと思いますが、そこは諦めながらも頑張って練習していました。 卓球という物は、その時の私にはまるで格闘技のようにさえ思えました。 こんなに汗をかいて、息が上がるスポーツだったのかと。

以来テレビで卓球観戦していると、選手の手足の筋肉を見て成程と思います。 あれだけハードなスポーツなのだから、筋トレも必要なんだろうと。 どんなスポーツでも体幹がしっかりしていないと勝てないですからね。 卓球もしかりと言う事です。 地味で楽そうなイメージだった卓球も今ではテレビ中継も多くなり、アイドル的選手も次々生まれています。

私は未だにピンポンしか出来ませんが、頑張っている卓球選手を見るたびに、初めて子供と卓球場で練習した時の事を思い出します。 実際に試合会場にはたくさんの卓球台が所狭しと並び、白熱した試合がどの台でも行われています。 大きな声を出して勢いよく打ち返す。 そんなプレーを一度でもしてみたかったなあと羨ましく思いながら見ています。