英会話は苦手意識の克服から

日本人は英会話が苦手だと言われています。実際に現在では早ければ幼稚園や小学生から英語の学習をスタートして、高校生・大学生と6〜10年程の英語学習期間がありながら、実際の英会話が全く出来ないという人が数多くいます。
その原因は一体何なのか?
私も多くの皆さんと同じで義務教育と高校生までしか英語を学習していませんが、時々行く海外出張では英語でコミュニケーションを出来るレベルにまで現在では上達しました。その要因を自分なりに分析をしてみます。

1、始めから高いレベルの英語を話そうと思わないこと
我々は英語のネイティブスピーカーではありません。つまり英会話が出来なくて当たり前なんです。野球のルールすら知らない人がいきなりホームラン狙いで打席に立つことはありません。最初は見よう見真似でも打席でバットを振り回しているうちに当たるようになるのです。英会話も同じで最初は知っている単語を並べ立てるだけでも何となく通じることもあります。

2、相手を同じ人間として見ること
外国人を前にして英語で話しかけれらると緊張しますよね。何だか自分より凄い人から話かけられたように感じてしまい変に力が入って言葉が出ません。でもちょっと冷静に考えてみると、見た目は違いますが外国人も同じ人間なんです。私たちと同じように、お母さんに怒られて育ち、お漏らしもして、好きな人から振られてという経験を育って来ています。特別に我々日本人よりも優れているということは無いのです。ですので、外国人と英会話をする時には、その人の話し方や立ち振る舞いを見て、おおよその人となりや生い立ちを想像しながら話をすると緊張が和らぐと思います。

3、目標を持って学習をすること
英会話が出来るようになって何がしたいか?そのことが英語を学習する上でとても大事だと実感しています。英語を使ってビジネスをしたいのか、旅行がしたいのか、友達を作りたいのか、それぞれの目標によって目指すレベルが違います。ビジネスレベルの英会話をきっちりと見につけたいのであれば、やはりしっかりとしたスクールに通い基本を身につける必要があるかと思いますが、旅行などの日常会話レベルであれば駅前の英会話スクールでも十分だと思います。海外に友人とコミュニケーションを取り友情を深めてみたいというのであれば、英会話よりも先にまずは友達になってもらうことが大事であったりもします。外国人の恋人が出来ると英語が上達するのと同じですね。

日本人の英会話に対するコンプレックスの多くは苦手意識の問題を解決すれば解消が出来ると思います。思い切って一歩を踏み出すことの方が英会話の上達には大事かもしれませんね。