今になって思うのは、受験英語と英会話は全くの別物だということです。受験英語って、正直言って日常会話では全く役に立たないんですよね。そう思うのは私自身がその典型だからです。いやね、私は高校生のころまで科目の中で英語が一番得意で、大学受験も英語の得点をうまく活用して志望校に入学できたほどです。他の科目、例えば数学とか化学とか、そういうのはからっきしダメで、英語が無ければ志望校に入学することは叶わなかったことでしょう。
とまあ、それくらい、英語には自信のあった私ですが・・。ネイティブの方に私の英語が全く通じなかったことには落胆を隠しきれませんでした。いやね、大学生のころにオーストラリア人の友人(日本語ペラペラ)ができたのですが、彼曰く私の英語は全くと言っていいほど理解できない、とのことでした。その理由は何と言っても発音とリズムです。
これがなってないから非常に簡単な単語でさえが通じないのです。一番驚かされたのが、サンキュー(thank you)が通じなかったことです。これすらも、ネイティブの人たちからすると、かなり違和感があるようで、場合によってはsank you つまり”お前を沈める”みたいな、かなり荒っぽい表現に聞こえる事もあるとかないとか。で、ここで思うのが、一体全体、誰が最初にthank youをサンキューと表現したのか、ということです。絶対にいるはずですよね。
英語をカタカナに変換した人が。例えば、waterをウォーターとか、peopleをピープルとか、とにかくカタカナに変換した人がいるはずなんです。個人的にはその人が日本人の英語下手を造り上げたんじゃないか?なんて思っているほどです。もっと他にうまい変換の仕方はなかったんですかね。そう思わずにはいられません。そういえば、昔、ジョンマンジローという人が、英語をうまくにカタカナに変換してましたよね。what time is it nowなら、ホッタイモイジルナみたいな感じです。
私たちなら、ファットタイムイズイットナウに変換するところ、まさかまさかのホッタイモイジルナ。いやあ、なぜ同じカタカナなのに、こんなにも違ってしまうのでしょうか。個人的にはホッタイモイジルナの方が、絶対にネイティブ発音に近いと思うんだけどなあ。なぜファットタイムイズイットナウが浸透してしまっているのでしょうか。とまあ、いずれにしましても、英会話を学ぶうえで発音とリズムは最も重要な要素であり、それを受験英語からでは身に着けることはできないと思っています。